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千葉県習志野市 JR津田沼駅 メディカルスクエア 奏の杜クリニック

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健診結果の見方: 頭部 MRI(脳MRI) 検査 head mri

頭部 MRI(脳MRI) 検査

頭部MRIでは脳梗塞、脳腫瘍、脳梗塞、脳出血、病的な脳萎縮などの発見に役立ちます。以下のような所見があります。

加齢性変化(白質病変)

40~60歳代にかけて、脳の大脳白質に加齢による脳の形状の変化が少しずつ、どなたにも現れ、主に「脳萎縮」「脳内血管周囲腔の拡大」「脳白質の変性」が見られます。ご年齢相応の変化で病的な異常ではありませんので、日常生活に差し支えなくご心配いりません。

慢性虚血性変化(虚血性白質病変)

記の脳白質の変性(白質病変)がご年齢に比して多数出現し高度の場合は、脳梗塞のように脳の血管が詰まってはいないものの、慢性的な脳血流の血行不良(慢性虚血性変化)が推測されます。
将来症状を伴う脳卒中や認知症の発症リスクとの関連が指摘されています。定期的な経過観察と生活改善が必要です(C判定)。
高血圧、糖尿病、脂質異常等、内臓脂肪過多(メタボリック症候群)があれば、内科医に相談し改善しましょう。
また、喫煙、多量飲酒、運動不足等の生活習慣があれば改善しましょう。

無症候性脳梗塞(かくれ脳梗塞)

脳梗塞とは、脳の血管が細くなったり詰まったりして、その先に血液が行かなくなり、脳の細胞が死んでしまうものです。
詰まった場所によって知覚障害や運動障害、意識障害などのいろいろな症状が出てきます。
脳梗塞のうち無症状のものを無症候性脳梗塞と言います。
無症状なので、ただちに脳神経外科的な治療が必要な状態ではありませんが、高血圧、内臓脂肪過多(メタボリック症候群)、内頚動脈狭窄、多量飲酒、喫煙、糖尿病、不整脈(心房細動)、HDL(善玉コレステロール) 低値などの脂質異常症、慢性腎臓病、高ホモシステイン血症が原因と言われています。
内科・循環器内科・神経内科等の主治医の先生に相談しましょう。定期的な経過観察の検査を受けましょう。

ラクナ梗塞

ラクナは小空洞を意味し、脳内の小さな血管が閉塞してできた小さな脳梗塞をラクナ梗塞と呼びます。原因は加齢のほか、高血圧、糖尿病、脂質異常症、喫煙、脱水などです。
ラクナ梗塞は発生する部位によっては無症状です。
無症状で高齢者の場合、将来症状を伴う脳卒中や認知症の発症リスクとの関連が指摘されています。
高血圧などの生活習慣病を改善し、禁煙し、脱水に注意しましょう

陳旧性脳梗塞

過去に発症した脳梗塞(無症候性脳梗塞を含む)の跡が見られます。
現時点で脳神経外科的な治療が必要な状態ではありませんが、定期的な経過観察と生活習慣の改善が必要です。以下無症候性脳梗塞をご参照下さい。

微小脳出血

近年 MRI の進歩とともに、脳内の小さな血管から微量の出血が発見され、微小出血と言われています。
脳アミロイド血管症や高血圧が原因とされます。
ほぼ無症状(無症候性)ですが認知機能障害と関係していることが知られ、将来脳出血を発症するリスクが高いと言われています。
高血圧などの生活習慣病の改善と定期的な経過観察が必要です。

くも膜のう胞

頭蓋内の一部において、脳の外に出来たのう胞です。脳の表面を覆っているくも膜から出来ていて、内容物は無色透明の液体で、脳脊髄液と同じ成分です。
生まれつきのものと考えられています。
無症状であれば特に治療の必要はなく日常生活に差し支えありません。

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